梅毒の概要
まずここでネット上で公開されている梅毒感染者の末期症状の写真を以下紹介します
画像出典元:梅毒500年史、その症状と歴史
画像出典元:梅毒についてのニュース news epitomenews
画像出典元:日本性感染症学会
梅毒は感染したあと3週間程度経過後大陰唇もしくは小陰唇に硬いしこりができ、その中心部がただれてきます。そして鼠径リンパ節が腫れてきますが一旦は2週間から3週間で症状がなくなります。
このように無症状になったからといって治癒したわけではありません。
さらに感染後6週間程度後に血液検査をすると陽性反応が出ます。梅毒で陽性の場合には、アンピシリンという抗生物質で治癒可能です。
陽性反応の人はHIVの感染している可能性が高いのでHIV検査も受けるべきです。この梅毒予防するためには、少なくともコンドームをつけてセックスをする必要があります。
画像引用元:現代ビジネス
梅毒の病原体
梅毒の病原体であるトレポネーマはその長さは5ミクロンから20ミクロンで幅が0.25ミクロンの螺旋状の微生物です。このトレポネーマは人工の培養では育たず、たとえ組織培養してもごくわずかしか繁殖しません。
画像引用元:ウィキペディア
そのため人間の体内以外では長時間の生存は不可能です。この梅毒は感染してから約9週間までを第1期梅毒といいます。
また9週目から3年までを第2期梅毒、感染後3年以上経過した第3期梅毒と区分しています。第1期梅毒では感染して3週間後に侵入箇所に初期の硬結が生じます。
これは硬性下疳とと言われ、その後に潰瘍ができ、軟骨のような硬さになります。
この硬性下疳の硬度が診断の際に重要になります。ただし病変の割には痛みがほとんどなく数週間で消えてしまいます。
第2期梅毒は感染後3ヶ月後ぐらいからトレポネーマが血行性に局所から全身に広がり梅毒疹が生じてきます。
さらに梅毒性バラ疹や丘疹なんとか前進に出現します。また梅毒性脱毛などの発症します。これは頭の毛髪が不均一抜ける症状でにこの症状は数週間から数ヶ月続きます。
第3期梅毒では梅毒に感染してから3年以上経過した場合でいわゆるゴム腫が生じます。このゴム腫とは筋肉や骨および内臓にできるゴム状の硬さを持つ腫瘍の事です。
梅毒のゴム腫
画像引用元:国立国際医療研究センター
梅毒第4期は梅毒に感染してから10年以上経過したものをいいます。この段階では心臓血管系は中枢神経が梅毒に侵され大動脈中膜炎や大動脈瘤、認知失調や進行性麻・モネどの症状が現れ、死に至ることもあります。
梅毒の診断・検査方法・梅毒の検査可能時期
梅毒に感染が疑われる日から4週間以上経過していれば、検査診断することが可能です。検査方法は採決による血液検査で感染の有無を確認することになります。
梅毒が感染しているがどうかを検査する方法にTP法(TP抗体検査)という方法があります。
ただし、梅毒が感染した可能性のある機会からある程度時間が経たなければ、血液検査では陰性となり、たとえ検査しても感染したことが不明な時期があります。
これを「ウインドウピリオド」と言います。
この「ウインドウピリオド」という期間はHIV(エイズが発症するヒト免疫不全ウイルス)に感染の際も通常3週間から6週間ありますが、梅毒に感染の場合に検査可能時期になるためには2ヶ月必要です。
そのため、梅毒に感染した可能性がある機会から
2ヶ月以上経過していれば検査可能です。
つまり梅毒に感染してすぐに検査しても分からないのです。
梅毒の検査可能時期は梅毒に感染した可能性がある機会から2ヶ月以上経過してからとなります。
梅毒の初期症状「第1期」に気づかない事がほとんど!
梅毒の初期症状
風俗嬢と遊んだけどとか、パパ活女子とセックスをしたけど・・
何も症状もないので多分梅毒に感染していない・・・
あなたはそんな風に思っていませんか?
でもその考え方は絶対間違っています!
なぜなら梅毒感染した後の
初期症状は全く無症状の状態のことがあなたの想像以上に多いからです。
第1期の梅毒その場合には主に初期硬結やリンパ節が腫れるとか硬性下疳などが生じるという症状が現れます。しかしこれらは2~3週間で消えます。そのため梅毒の感染に気づかないことも多々あります。
第2期梅毒(感染から約3ヶ月後)でも気づかない事がある
梅毒の第2期は一般的に身体の一部分もしくは多くの部分でかゆみがない発疹の出現が始まります。この発疹は硬性下疳が消失し始めると出現し始める場合もあり、消費の中枢看護に出現する場合もあります。
またこの発疹はざらざらした斑点のように手のひら家の裏に出演したりします。また汗疹のように発疹として出現したりします。一般的な規模やニキビやイボのようなものとして全身や陰部に出てきたりしますので、医師でさえ診断を迷ってしまうことがあります。
梅毒の感染経路
梅毒の主な感染経路は感染部位と粘膜や皮膚の直接の接触です。
具体的には、性器と性器(セックス)、性器と肛門(アナルセックス)、性器と口の接触(オーラルセックスまたはフェラチオ)等が原因です。
また、稀にキスや梅毒に感染した人が使ったタオルなどが感染経路になり感染するほど強力な感染力が梅毒にはあります。
また、欧米では百面相と例えられるほど様々な様態で出現しますが 2週間から6週間程度で消失してしまいます。そのため一般的な発疹と勘違いして梅毒と気づかないこともあります。
梅毒第二期までの症状は、こんな症状なので自分が梅毒に感染していると気づかず、パートナーと平気でセックスやキス等をしますので、他の人に感染させやすいという怖さがあります!
キスでも梅毒は感染!
梅毒の潜伏期
梅毒の潜伏期は前述の第2期梅毒の症状が消失するととともに始まるといわれています。特に潜伏意義がスタートしてからの2年間は梅毒第2期の症状が再発しやすいと言われています。
これを前期梅毒潜伏期ともいいます。
そして2年以上経過した段階で後期梅毒潜伏期という言われ、たとえ無症状でも身体内に梅毒病原体のトレポネーマは存在し、内臓を痛めはじめます!
画像引用元:Wikipedia
そして梅毒病原体のトレポネーマは脳や神経、目、心臓、血管、骨、関節さらには、肝臓やその他臓器を標的にして攻撃しはじめます!
この段階になれば激しい腹痛や嘔吐、膝の障害、足の裏や足の指の深い傷などが生じ、これらの障害は死亡要因になるほどの重症になるケースもあります!
第4期梅毒「末期症状」
梅毒は前述のような第1期梅毒から第2期梅毒、そして第3期梅毒および潜伏期を経て、第4期梅毒(末期症状)という段階に入ります。
この第4期梅毒「末期症状」は梅毒に感染してからおおむね10年から30年後に進行すると言われてます。
この第4期梅毒「末期症状」まで進行した場合、身体の上の多くの臓器に影響を与え、心臓や脳や血管および神経に至るまで重篤な症状に進行し心不全や心臓発作などにつながり、死亡する可能性が非常に高くなります!
この第4期梅毒「末期症状」まで進行すると損傷した臓器を元に戻すことは不可能です!
梅毒の本当の怖さ
梅毒はHIVいわゆるエイズ(HIV)よりも怖い性感染症とも言えます。
一つは梅毒はHIV等の他の性感染症に比べ圧倒的にに感染力が強く1回のセックスで感染する確率は15%~30%!という事です。
(HIV感染の場合男性で0.05%、女性で0.1%)
二つ目は第4期梅毒(末期症状)には、梅毒に感染してから10〜30年後に進行すると言われている事です。
第4期梅毒(末期症状)になると心血管梅毒という梅毒細菌による心臓及び関連血管の感染症を起こし、以下のような事になり、死に至る可能性が高い事です
- 心臓に血液を供給する冠状動脈の狭窄
- 心臓弁の損傷
- 大動脈瘤の形成による大動脈破裂
- 神経梅毒による髄膜炎や脳損傷による進行麻痺や脊髄癆の発症
脳や大動脈等に損傷が生じた場合元に戻す事は不可能です。
上述のように梅毒感染者は10年以上無症状期間があるのです。
その10年の間にセックスだけでなくキスだけでも梅毒は感染するのです
そして梅毒に感染したことを知らず、第4期梅毒=末期症状を迎えてしまうと現代医療でも手の施しようがない症状になっている事があり、心不全や心臓発作などに繋がり、死に至る可能性が高いのです。
梅毒の末期症状の紹介
ここで再度、ネット上で公開されている梅毒感染者の末期症状の写真を以下紹介します
画像出典元:梅毒500年史、その症状と歴史
画像出典元:梅毒についてのニュース news epitomenews
画像出典元:日本性感染症学会
初期段階での治療が重要
現代では医学の進歩により比較的初期段階で梅毒の発見や治療を描くスタートできるようになり前述のような第4期梅毒「末期症状」まで進行することはほとんどないです。
気になる症状が感じた場合はもちろん、たとえ症状がなかったとしても不安だと思われるような行為(パパ活女子とのセックスや風俗嬢とのセックス等)があった場合には早急に検査しましょう!
性感染症専門医療機関で性感染症の診察を受けるのがはばかられてるような人もおられるでしょう
最近では様々な検査機関が郵送によるSTD「性感染症」検査キットを提供しています。
そのようなSTD「性感染症」検査キットには以下のようなものがありますので紹介しておきます。
最近のSTD「性感染症」検査キットは完全に匿名を守っています。
例えば検査キットや検査結果がが郵送される時も郵便局留めにできたりします。
また、それだけでなく外装や送り状などから、その内容が分からないような梱包状態になっているのでご家族にもバレることはありません。
そのため完全に匿名を守れます、ぜひあなたも安心してSTD「性感染症」検査キットで簡単に検査をすることができますので、ぜひ検査をしてみましょう
上述のSTD(性感染症)検査キットはどれも信頼性が高く、(知人や友人だけでなく家族にも匿名性を保つ方法)で検査キットを送付してくれ少しの尿を採取して送付するか送られてくる簡単に採血できるツールで血液をほんの少し送付するだけで性感染症検査結果が分かります。
投稿者プロフィール
- 愛媛大学医学部医学科卒業後、大阪医療センターに勤務医として従事後、オノ泌尿器科クリニックを開業
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